
有りますww
釣り人は魚を釣ってなんぼの釣り人ですが
渓流は山ですから魚から意識を離した時に、周りには沢山の情報がありすぎて様々なことが見えてきます。
それらの中からどれを自然の愉しさとして自分にもたらせるか。
そこは人によって価値観の違いはあるものの沢山見つけられたら・・それはもう最高の一時になること間違いありません。
この記事を見ることによって
そのきっかけを掴んでもらえればとおもい、また自分も「語る」事が出来る楽しさを見つけたので、今からお話ししていきます。
渓流釣り 以外に見つけた 俺の楽しみ方
- 基本中の基本 釣った魚を食べる!しかも・・現地で!!
- 山の中でこそ生きるアウトドア用品
- 渓流の山菜たち
- 山の植物たち
- 山の昆虫たち
- 山の生き物たち
- 謎の痕跡から正体を探る
- 自然の猛威・傷跡
- 自然の風景・景色・自分だけのパワースポット
- 日常社会の安全性とその有り難さ
- 己の体力と根気
- 自分の命が常に狙われているという危機感
基本中の基本 釣った魚を食べる!しかも・・現地で!!


もう、画像だけで言葉はあまり要らないと思います。
現地で釣れた魚を現地の木を使い何処でやるか決め、シンプルに塩を振って焚き火の遠赤外線パワーで塩焼きにしアツアツほくほくの身に齧り付く。
これを体験する為に朝からここまで釣り歩き汗をかき、腹もへらしながらも釣り歩いてる…と言っても過言ではありません。
体と脳は失われたカロリーと塩分を求めて空腹の信号を発している。そこに…
*あつあつホクホクで
*齧り付いた瞬間の塩味と魚の風味と香り
*飲み込んだあとの充実感
たるや、、、、。 いきますよ?
感無量ッ 自然よ魚よ神よ有難うッ!!!
こんな至福と充実感を感じる瞬間はこの時以外にありません。
三大欲求の1つである「食」だからこそ。
自分で釣った獲物を自分で原始的な火おこしして、まだか?まだだ。と唸る空腹に耐えながら焼けるのを待つ。
しかし、侮ってはいけません。
焚き火の仕方と火加減の調整ってどうするかわかりますか? ガズコンロみたいに正確に一定に保っていられないからこそ。目が離せない。毎回同じ焼け具合にならない。経験の差が明らかに出ます。
現代社会では「食べる」に関しては事欠くことはありません。お金さえ払えば美味しく調理された物を食べることができますから。
それらを敢えて、自らが食料の調達を行い、自らが火を起こし、調理する。
その過程を渓流釣りは教えてくれたため、改めて言える。
「有り難い」
山の中でこそ生きるアウトドア用品

アウトドアでご用達の小型カセットコンロ。
その場でちゃちゃっと準備してクッカーに水を入れ、袋ラーメンを入れて待つ。
自宅で食べる袋ラーメンとは別次元の旨さ!に感服。文明の有り難さに感謝が絶えません。
本来なら生きるために獲物捕獲から調理、火おこしなど時間と労力のかかる過程をこなして、ようやくありつけた食べるという行為を、文明の発明品がアウトドアとして簡単に楽しませてくれます。
またアウトドア用品はこれ以外にも様々な用途があり、それぞれを自由に使いこなせるとアウトドアのサバイバリストとして更なる自信が付き、人に教える楽しさも味わえることになるでしょう。
渓流の山菜たちを採取する
渓流=山の山菜といったら
季節によりたーくさんありますよね~毎年山菜採りの人たちを見かけるぐらい根強い人気。
僕が渓流釣りの時期に山からの恵みをいただいてる山菜たちを紹介します。


みんなご存じ タラの芽!!
もう大好物になりハマりましたw
3年くらい前に人生で初めてタラの芽をポキッ!ってやったあの瞬間から
僕は春前の雪解け時期になると「タラの芽」「たらのめ~」と口ずさんでいます(笑
タラの芽大好きになったので雪解けから暖かくなると、さっそうにポイントめがけて夜勤明けに山に行ったりします。

採りたて!タラの芽の山菜丼! これがもーたまらんとです。タラの芽タラの芽タラの芽ェえええ
お次の山菜はこちら・・・・

ミズ!
これは渓流釣りして最初の頃に初めて自分で採取したミズです。
ミズって普通なら菊のほうの皮を剥いて茹でて食べるのですが、僕の場合はメインにしてたのは
ミズの「コブ」です。この茶色い粒のようなコブは秋ごろに実をつけるので採れます。
これを茹でてめんつゆで食べるとシャキシャキぽりぽりして食感が美味しいんですよね~(*´∀`)

山の植物を観察する

正直植物には詳しくないので、よくわかりせんが。地域や標高が違えばそこに生えている植物も違うので面白い!どれが食べれるのか?どんな効能があるのか?名前の由来は?
と気にしてみながらも、通り道なので踏みつけて突き進んでいます。
野生の植物は根強いので踏まれてもまた強く咲いてほしいものです。
山の昆虫

みんなが大好きカブトムシ!!
僕はあまり興味ないし好きじゃないので、どーでもいいですが。
ちなみにこのカブトムシは土砂流れの土の中から体半分見えてて拾ったものの死んでました。
他にも昆虫はさまざま居ますが、気持ち悪いので割愛します。
虫はいやだ~気持ち悪い~って言いながらもそれもまた一興です。っさ次次。
山の生き物たち

山は生き物の宝庫でもあるのでなんでもいます。
まだ実際に出会ったことはありませんが、、、ツキノワグマも生息地なので怖いです。。
痕跡をみると改めて違う世界に足を踏み入れた訪問者側だと認識させられます。
そのほか実際に見たのは、タヌキ・キツネ・ウサギ・カモシカ・蛇・カナヘビ・鳥ぐらいです
仙人や鬼やユニコーンなどテレビでみるような生き物はまだ見たことありません。

この鳥は巣から落ちたのかあまり飛べず、すぐ着地してしまうので他の生き物に狙われないか心配でした。
でも、手から逃げたときになんと!
渓流の水の中を潜水して泳ぎ回るではありませんかww
初めてみた、鳥が水の中を早い速度で泳ぎ回るなんて・・・・。そんな出会いが楽しいです。


謎の痕跡から正体を探る
まるでハンターのようですよね(笑)
でも実際に山奥には謎の足跡やいかにもナニかが掘り起こした後や木に付けられた傷や、植物の食べられた後や遺骨などがあります。



自然の猛威・傷跡

もう、、自然の力ってすごいです。
山が突然動いたとかじゃなく、雨、風、植物の発生による地盤の風化によりものすごいサイズの岩がゴロゴロと一体どこから出てきたのかというぐらい転がってます。
更にいつ起こるか分からない危険にはいつも注意しなければなりません。
経験談として前に彼女連れて渓流釣りしてたときに、あのころは春先だったのでまだ若干雪が残ってる時期でして、入水して釣りしながら5mぐらい先の斜面が依然に崩れた形跡があり、それに雪が軽く乗ってる場所がありまして、「あーゆのあぶないよな~」って言った瞬間にズザザザザザ!!!
っと見ていた斜面が軽く土砂崩れを起こしてましたw
あれにはビビった、、、、飲み込まれたひとたまりもありませんからね。
自然の風景・景色・自分だけのパワースポット
渓流釣りってどんどんポイント変えるために奧に進んでいくためその度に都度景色がかわります。
手つかずにより自然のありのままがそこに広がり、そこは自然の芸術館です。
自分の好きな場所、好きな立ち位置、好きな岩の形など、気にして見ると楽しいです。





どれも思い入れがありますが、その場所に一回しか行ったことないのもあります。
人の一生は短いですが、山のこの風景たちは何時どのように変わるのか・・・・。
何十年経ったらまた見に行きたいものです。
人は年をとり環境によって変化していくが、この岩や水は永遠とその場に居続けて四季を拒むことなく受け入れ表面から風化して崩れていく・・・。
長い長い年月によってもたらされた現在の景色と100年前の景色はいったいどうだったのか。数年後は?
自分以外にもこの場所に人間がきたことはあるのか?
そう色々と自問をすると自然って人の物差しで測れるものではなく、人の悩みやストレスなんてちっぽけなものだなぁ~って自然から勝手にパワーをもらい励まされるときがあります。
そう思い入れができる自身の心の豊かさと広さにもよりますが・・・。
日常社会の安全性とその有り難さ
一人山奥に渓流釣りに来てみてください。
奧に進めば進むほど貴方は文化から遠ざかり、文明の象徴である電子機器のスマホは電波届かず使い物になりません。
また、遭難した場合誰かに居場所を教える住所も建物も周りと違う特徴もありません。
急に激痛に襲われたからと119番に連絡しても道路がないかぎり直ぐには駆けつけてこれません。
山の天候は非常に変わりやすいです。大雨が降ってきたからって避難する建物もありません。
また、寒いからといって暖房さえありません。
そのほかにも日常生活で当たり前のように利用している物を山奥で使おうとしたら使えるのはほとんどないですよね。
山奥に人間が裸で一人居てください。
その状態から現代の文明を作り上げるって・・・想像できますか?
岩・水・木・虫・土・植物・気候・生き物たち これら山にあるのものであなたは火を焚けますか? 電気作れますか?服つくれますか? 狩りや調理のためのナイフや道具つくれますか? 日本の四季を生き延びることできますか?
我々の住む社会・築き上げた文明。社会人としてのストレスを感じてる場合じゃありませんよw
わざと不自由な山奥に入り釣りをして、帰ってくる。 文明社会で暮らしてるからこそ山奥に入り釣りを楽しんで帰ってこれる。
もし現代社会に疲れてしまったり、刺激が足りなかったり、不自由だな~って思う人は
渓流釣りにきてください。現代社会の文明がいかに有り難いことがすごくわかりますよ。
ちなみに僕はスーパーマーケットのガヤガヤ音。あれにも幸せを感じています。
「あぁ、僕は山から生きて帰ってこれたんだ……と。」
己の体力と根気と欲望を試す場
山奥って想像以上にめちゃんこ歩きずらいですw
フカフカした土だったり、ビチャビチャ湿った土だったり、草木が行先を遮ったり、自分よりも大きいサイズの岩がゴロゴロしたり。
そんな中で二本の足だけでバランスを保ち、釣りをするなんて相当な負担が体にかかります。
ただ平坦でまっすぐ立ってるだけでも10分もしたら疲れて座りたくなるやのに、渓流(山)において平坦なとこなんてあまりありません。
奧にいくほど標高あがっていきますから、平坦に思えても少なからず傾斜はあります。
そんな中で生死を分ける・更に奥地に突き進むのを容易にしてくれるのが・・・
我が肉体!!

肉体の強さ=精神強さの向上=自信がつく=やる気でる=可能性広がる
・例え山奥で足が折れても!! 俺なら腕の力だけで下山してみせる。
・大きな大きな岩に見えた手のひらサイズの小石が行く手をふさいでいるなら我が筋肉でどかしてみせよう!!!
ふわっはっはっはっは。
最強の武器は便利ツールでも無い。最初から肉体と決まっているのだ。
ふう・・恥ずかしい
自分の命が常に狙われているという危機感

熊に注意( ゚Д゚)
釣り以外の楽しさなのに「自分の命が常に狙われているという危機感」?って思うかもしれないですが。 そうですよ 俺は楽しみの一つとして命狙われる危機感も楽しんでます。
山って俺が思うに釣りの中で一番に死や怪我が多い釣りだと考えています。
まず有名な遭難。足場の悪さにより捻挫などの怪我で動けなくなる。急な冷え込みによる低体温症。大雨による土砂崩れ。落雷。局地的な大雨により川の水が急上昇し襲いかかる鉄砲水。毒生物による致命傷。落石。滑落。熊や猪による食害被害。山菜と勘違いし毒草や毒キノコを口にする。心臓発作起きても直ぐに来れない場所。
などなど、あげたら沢山でてきます。それらから身を守るための知識、経験、体力、強い精神力。生き残るために過酷な試練に試されているんだと思うとゾクゾクしてきます。
無事に下山出来たときの安堵感と自分の適応力に酔いしれます。
まとめ
山は楽しいです。もう間違いなく。
心が浄化される釣り。一人が好きだから渓流が好き。強制的に一人になれる時間。
残雪残る春の渓流。飛ぶ虫と蝉が鳴く夏の渓流。植物も魚も冬支度の渓流。
たまらない。
そして、ふと思ったのですが。
人や生き物や植物は生き絶えれば、小さな微生物が分解して土に返りそれを栄養に次の生き物が誕生し育っていく。
その繰り返し繰り返しで山は太古昔から姿を変えず今に繋がっていると考えれば
一番危険が潜むけれども
「山に生き山で死ぬ。」
幸せな事じゃないかと思いました。
山から与えられて育ち、与えられたものを次へ繋げる為に我が身を土に還す。その為に山で果てる。
山は非常に美しく雄大だが、夜は一際恐怖を感じ、潜む危険も命を奪う物ばかり。
しかしそれが何千年と地球という環境に順応できた「答え」だと僕はおもいます。
だから僕は全てを受け入れ今日も山へ渓へ行ってきます。
あ、記事の記入日の今は禁漁日だった、、、、
もし山に渓流に行ってみたい、釣りしたい。もっともっと聞きたい方はツイッタのほうでもブログの問い合わせからでも質問ください。
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