
実際に渓流釣りを始めるには?(枝沢)餌釣り
じゃあ渓流釣りを始めようと思っても、どこ行けば?何準備したら?となるし、ネット検索だと地域によってスタイルも違うし、一般的な丁寧すぎる仕掛けの説明じゃなんでもかんでも買うことになるし、実際の釣り場でそれが合うのか不明な事も多い。
この僕が!いかに金かけず、いかに簡略的に、いかにいい釣りができるかをリアル現地渓流人な僕がイワナの餌釣りをメインに教えていきます。
釣りする地域の「遊漁券」と「解禁日」を知ろう
実際に釣りする地域や川によって遊漁券の料金も違うし解禁日も違うとこがあるので事前に釣り具屋さんやネット検索で調べる必要がある。
基本的に上州屋や釣具屋で扱っているのでそこで買うのが手っ取りはやい。
が、漁業組合のHPあるのでそちらから電話して入金して券発送という手段もある。
コンビニで日釣り券?程度なら扱ってるとこもあるので遊漁券のポスター有るか確認しよう。
基本的に青森県のイワナ・ヤマメ釣りの解禁日は4/1~9/30日までである。
また、各地域の川別にも料金が異なり、川一つに対し年券と日釣り券がある。
日釣り券なら数百円からあり、一本の川の年券だと3000円とか。
ここの川だけしかやらないぞ!って人はその川だけの年券を買うのがいい。
色んなとこに行きたい人は県内共通遊漁券の年券を買うといい。
青森県内共通遊漁券は、全魚種券15,000円、鮎を除く券8,000円となっています。
※ただし、十和田湖、大童子川(深浦町)、平川(平川内水面管内)、追良瀬川を除く。
渓流魚釣る為に券買う必要あんのかよって思うかもしれないが、各河川には漁業協同組合が存在していて整備からイワナ・ヤマメの稚魚の放流活動を遊漁券購入資金を使い行っている。
このおかげで魚を釣ることができているわけだから必ず買うようにしよう。
買わないで釣りすると監視員が来て券を倍の金額で買わされたり、密漁として警察にお縄になるので決して、決して甘くみてはいけない。山に車が駐車されてたら一発でバレるからだ。
大丈夫。買っても損はしない。渓流釣りには金額以上の価値があると俺は思う。
釣りする場所決めた?
大きな河川で釣りと調べれば多少の情報は出てくるが、まず渓流釣りのポイントはほとんど出てこない。
枝沢に限っては知る人がほとんど少なく、釣り人も少ないからである。
釣具屋さんに聞いてもスタッフによって全く知らない人も居るし、大きな河川までなら説明できるが小さい枝沢になると場所伝えずらいのもあり有力な情報は少ないとおもう。
だが、初めての渓流で自分で探すと大変なのでまずは釣具屋でメジャーな場所を聞いて釣れなくても感覚を掴むためにもそこでやってみることをオススメする。
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爆釣ポイントを探せ!渓流の新規開拓の探し方
釣り道具と装備を整えよう
沢の渓流釣りでは海釣りの道具の応用は効かないので、①からそろえる必要がある。
コンパクトかつ、無駄なく、安く揃えることを意識しよう。
基本的な物として
竿/予備竿/仕掛け(手作り)/仕掛けの元/エサ/麦わら帽子/偏向サングラス/ハサミ/小型ナイフ/リュック/弁当箱入れ(100均)/フリーザーパック/*熊撃退スプレー/ウェーダー/手袋/飲み物軽食
といった感じです。
竿

基本的に渓流の沢の釣りでは長すぎる竿の必要性はなく、かといって短すぎてもいけない。
渓流竿の長さは5.3m~6mちょい 竿の固さは硬調一択だ。
予備竿は中硬調だが、竿先が柔らかいためバラシやすく沢のイワナ釣りでは向いていない。
イワナは口が堅くエサを丸のみしやすいので、ノリ易さを気にする必要は一切ない。
ちなみに渓流竿は穂先が細く不注意で折れることもあるので扱いに慣れるまでは釣具屋で5000円前後で帰る竿をオススメする。
イワナ釣りはヤマメほど繊細ではなく、浅く狭い沢の釣りなので地形的にも正直高い竿である必要ない。
しかし
竿自体の重さが気になる面があり、釣り最中に不利な体勢で竿の位置キープする際に軽さは非常にアドバンテージになる。
竿の扱いは大丈夫だよ!まずまずの竿で一本だけというならオススメはこちら↓↓
シマノ ロッド ホリデー小継 ZT 硬調 渓流 53 5.3m
自重(g):138 とかなり軽くて値段もリーズナブルなためこれ一本あれば充分です。
5000円ぐらいの竿だと自重は200gいく物が大半なので、数十gの差であれど、片手で持ち手をのばして位置をキープし続けるには軽いほうが断然有利である。
※SIMANOじゃなくてもダイワでもなんでもいい。5.3m~6mちょいと硬調と軽さ(150g以下)だけを意識して貰えればOK。
だが先程も言った通り、渓流釣りは足場も悪く仕掛けも繊細なため慣れるまでは安い竿の
最低二本持ちで釣りにいきたい。
仕掛け
仕掛けは市販の物は使いません。自作ですが非常に非常にシンプル。
沢の釣りはポイントが浅く狭いため市販の仕掛けでは使い物にならない。
また、上空に木々が生い茂ったり水中に枝が沈んでたりするため根掛かり対策にも仕掛けは手作りになっていきます。
沢といっても場所によって水量だったり釣り場の状況が変化しやすいのですが、基本的に浅いです。
また上空にも木やら枝やらの障害物があるせいでそこに投入するために仕掛けは極端に短いのが特徴です。


御覧の通りどちらも沢だが、沢釣りは一か所に留まって釣りする時間は非常に短い。
せいぜい2~3流しで反応無ければ、すぐ釣り上がる。
その為すぐ仕舞えるか、そのまま釣り上がれる短い仕掛けが非常に使い勝手がいい。
仕掛けの材料

釣り糸・・・フロロカーボンの0.6号。ナイロンでも可(0.6~0.8号)
目印 ・・・一色でOK
針 ・・・イワナ針の7.5号にハリスは0.8~1号
ガン玉・・・2B~3B
これだけです!これだけで仕掛けが針の数だけ作れます。
仕掛けの作り方
仕掛けは全長約50~60cmのシンプルな餌釣り仕掛けになります。
①道糸としてフロロ(ナイロン)ラインを45~55cmくらいでカット。(手を拳にして手から肘までの長さが丁度良い)
②道糸の片方をチワワ結びにする。(釣り場で穂先に取り付けるため)
③ハリス付き針を15cmくらいで残りの糸をカットし、道糸とハリス付き針を電車結びする。
(この時点で全長60cmくらいになればいい)
④電車結びの結び目を境にその上に2つ3つ程目印の毛糸を玉結び(二回)してそれぞれ5cmくらい離して固定する。
(目印を玉結びできる最低の長さでカットし、④の段階で結び玉結びの結び目から1cm弱ぐらいでカットする)

⑤針の結び目から5cm~10cmぐらい上にガン玉3B一個を挟める。
以上!
簡単でしょ?w 慣れれば一個作るのに3分程度でできます。
これを大体一日あたり5個もあれば充分間に合います。
釣り場によるが仕掛けの全長が1m超えたり、よく他のサイトで紹介されてる渓流竿を伸ばしたさいにそこから50cm短めにとかあるが、そうゆうのは沢釣りに置いて不向きである。
むしろ釣りにならない。
釣り餌
イワナは岩がゴロゴロと落差ある険しく水量も膝下のところにも生息し力強くしぶとく生き抜いている。
そこでたった一匹の種類として生息するイワナの獰猛さと餌の多さは驚かされる。
有名な話では「蛇を喰らう」とも言われているし、実際に胃袋から蛇でてきた画像もみたことある。
他にも昆虫、飛ぶ虫、カエル、動物性プランクトン、共食い、落ち葉や小石や小枝などなど
それ以外に僕が体験したのはヤモリ?サンショウオ?みたいな稚魚が出てきた・・。
生き抜くための彼らの獰猛さと貧欲性は凄い。仕掛けのエサに食わず派手な色の目印にも喰らいついてくるほどだ。
そんなイワナたちを釣る餌を二つ紹介する
基本はブドウ虫かミミズ
川虫やブドウ虫やミミズが主流で中にはバッタとか蜘蛛?も使う人も・・・。
僕はたまにブドウ虫を使いますがメインはミミズです!
沢釣りの場合は一日やっても釣果は良くて20匹いくかどうかなので、お持ち帰り数の抑制につながるし奥地に進みすぎない為にも、店で一個のブドウ虫やミミズを買えば十分であり、あまり使い切ることはない。
ブドウ虫
(ブドウ虫は一個あたり20~30匹入り)だいたい500円前後
・ブドウ虫はちょっと高いですが、手が汚れないし付けるのも簡単でイワナも良く釣れますし、プラスチックケースに入ってるのでそのまま餌箱としても使えるのでお手軽な餌です。
*注意点*
保管は冷蔵庫だが黒ずんでいるブドウ虫は死んでいるので使わずに色のいいブドウ虫を使おう。
また、冷やしすぎた?せいか、ブドウ虫がビヨーンと伸びてるときがあった経験がある。
え?死んだの?って思い追加で釣具屋でブドウ虫を買って釣り場に着いたところ、ビヨーンと
伸びてたブドウ虫がぷっくらと元に戻っている・・・。生きてた。
ミミズ
誰もがしるあのミミズ。釣りの万能餌は無論渓流釣りでも非常に有効な餌である。
僕も春から秋まで渓流釣りは年中ミミズをメインに使っている。
・ミミズは釣り具の市販のもの使ってますが、時間あるかたは掘ったミミズでも可能です。
ミミズを一番良く使う理由として、まず匂いが強い。そして動きがクネクネなめらかな為水流でもクネクネが魚を良く誘うだろなと思って使っています。また色も赤色なので目立つかと^^;
・よく濁りにはミミズとか言われてますが、ぶっちゃけ気にしてないし釣果に差があるかと言われれば別に?です。

ミミズなら掘れば手に入るから餌代かかなくて済むが、サイズがバラバラな為餌にしても大きすぎてバラすことが多い。
掘る労力とエサのバラつき防ぐにも市販のミミズを買おう。400円いかないくらいだ。
渓流釣りの装備・服装
沢釣りは水深が膝下で横幅がないと言えど、実際に山の中を歩き負担も大きいため装備選びが大事
山には生い茂る植物や昆虫や足場の不安定など色々な不満感じる要素も多い。
そこで実際に渓流歴2~3年目で見つけた僕の完璧装備を紹介していく。

頭を虫や天候から守る 「帽子」
無くちゃならない帽子。とくに麦わら帽子が最強。
「山」ですから当然虫が沢山いて、ハチやアブもいます。彼らから襲われない為にも真っ黒な髪の毛を露わにしてはいけません。虫を引き寄せてしまいます。
*髪の毛無いよ!って方も念の為帽子着用してください、頭に虫ついたら発狂もんです!
他の釣りのジャンルだと麦わら帽子は使いずらいが、渓流釣りには麦わら帽子が最強に似合う!!
水中の障害物や魚まで丸見え 「偏向サングラス」

これなきゃ釣果も行動もガクってペースが下がってしまう、忘れちゃいけいないアイテムです。
流れ続ける水流の中で偏向サングラスを着用することによって、根掛の元である流木や、魚影、遡行する際に水中の岩まで可視することが可能な忘れちゃいけない重要アイテムです。
仕掛けをどこまで沈めて流すかにも非常に役に立ちます。
偏向サングラスは安価なものでいいです。
上州屋にあるサングラスメーカーのLSDってやつで充分です。
カラーは渓流の場合ブラックでも大丈夫ですが、オススメはブラウンカラー
渓流は山ですから木々が自分のはるか上まで生い茂っています。日中でも日光を遮るため対象物が比較的明るく見える ブラウンカラー がオススメな理由です。
フェイスガード
山には飛ぶ虫もいますし、蚊もいます。また頭上の高さに蜘蛛が巣を張っていることもあります。
自分の目線と同じ木草を突き進んでるときに目の前に蜘蛛や飛び虫がいて、顔に付着したり吸い込んだりしては発狂もんですから、これらを防ぐためにもタオル巻くなり、フェイスガードを被りましょう。
リュックサック

リュックは必要なものを収納できるアイテムです。
主に中に入ってるのは
・竿・魚・ライト・ライター・ナイフ・仕掛けの予備材料・予備袋・ティッシュ・虫よけスプレ・飲料・食料です。
場所によってはロープも必要になるかと。
もし怪我して身動きできない等のために、予備衣類や、ライターとライトと日持ち食料は最低いつも入れておきたいです。
また、リュック背負うと背中から転倒した際に体のクッションになってくれるし、一休みする際の枕にもなるためリュックは有ったほう断然有利です。
竿をしまって山のぼるときも非常に便利です。
服装
春も夏も基本同じような服装で釣りします。山なので着込みすぎると汗かいて脱水しやすいし、薄すぎると夕方など寒くなったときに辛いので、両方兼ね備えた服が大事になってきます。
①上はインナーに伸縮吸水タイプのロングTシャツを着て
②下はインナーで↑と同じタイプを履きます。(ドン・キホーテやサンデーにある安物でOK)
③更に上着として米軍が使用した迷彩服を地元のリサイクルショップなどで格安で買いました。
④下はズボンとか履かずに、インナーの上からウェーダーを履きます。
⑤手には3本指オープンのグローブです。
*意識POINT*
・米軍仕様の迷彩服は生地が厚く迷彩カラーなため、人てきにも暑すぎず寒すぎず、また警戒心の強い魚への対策として自然色なので少しは効果あるのでは?と思って着用しています。
下手にカラフルだと虫を寄せ付ける可能性もあるので迷彩カラーがオススメ。
・ウェーダーは基本的に蒸れます。通気性がほぼ0なので仕方ないことですが素肌のまま着用すると物によってはひっついてたり、中がメッシュでも素肌に擦れるとあまり良くないのでインナーノスパッツを履いています。
・手袋には山ですから何か手をつく際に虫が居たら大変だし、手を切る可能性もあるためグローブ着用をしています。
ウェーダー

渓流釣りでは必須の長い長靴です。
靴底がフェルトなため水中の滑りやすい石の上でも滑る危険を減らしてくれます。
渓流釣りは遡行する釣りのため、水中だけじゃなく藪漕ぎする時もあるため、胴長といわれる
胸までのサイズのウエーダーをオススメします。
値段も5000円前後ので大丈夫です。
その他の便利アイテム
有れば便利なアイテムを紹介していきます。
・熊撃退スプレー
・弁当箱入れバック(100キン)

熊撃退スプレー「カウンターアソールト・ストロンガー」です。
数年前に秋田県の鹿角地区の山にてツキノワグワに数人の山菜採りが捕食され死に至る事件がありました。
山に入れば人間は捕食される側です。
身の危険を一つでも減らすために熊撃退スプレーは絶対に身に着けたい。
山の中では警察よりも刃物よりも確実に自分の身を即座に守ってくれるアイテムです。
剛毛の獣相手にナイフやナタなんてほとんど無意味です。
突き刺さる事もほぼ無いし、斬り付ける為の振り幅と力を機敏に動く熊に向けれますか?
まず無理でしょうね。
その点、撃退スプレーは至近距離まで来たら構えたまま噴射する引き金引くだけですから力も必要ありません。また、どの体位からでも噴射できるでしょう。
100均弁当箱入れバック

色がピンクなのはそうゆう趣味でも好みでもなんでもないです!(`・ω・´)
本当はオレンジが良かったけど、これしか100均に売ってなかったから買ったんだよ!
この弁当箱入れバックは本当に我ながら優秀なアイテムです。
これをウエーダーの腰ベルトに片方の持ち手だけ通し、チャック開けたままぶら下げます
中にミミズ入った子袋やブドウ虫をケースごと入れる+厚めのシップロックタイプのフリーザーパックを入れると!
エサは即取り出せて、釣れた魚はフリーザーパックに即入れて次の釣りへの手間が省けます。
*餌箱をわざわざ買う必要無し、餌箱を洗う必要もない。
*目立つ為忘れ物しずらい。
*魚釣ったあとの手間が省かれる。
*餌箱は固くて重さあるため目の前プラプラと邪魔。転んだ時に壊れる可能性あるがこれは無い。
*魚3~5匹くらい入ったら新鮮な水を少しいれてリュックに移動。
これあるのとないとでは釣りの効率化ははかどらないので是非とも使ってみてください。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
渓流釣りの場合どうしても釣りだけではなく、山の環境や動植物から身を守ったりする必要があります。
普通よりも装備が多くなってしまいますが、備え有れば憂いなし。
山に入った以上持ってきた装備のみで全ての状況に対応しなければならないため、持ってきた道具が重要になります。
渓流釣りは他の釣りよりも危険が多いですので、無事下山して車に戻るまで気を引けません。
安全に楽しく渓流釣りを満喫するためにも事前の準備はしっかいと行いましょう。
実釣編の注意点はまた後日記事します!
来年のシーズンになるかも?画像が無いw
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