
こんにちわ!青森県をホームにしているFishギャングwolf君(クリックでtwitterへ)です。
今回は真夏の夜に近場の堤防で手軽に狙えて、とても美味しい穴子(アナゴ)の釣り方を紹介したいと思います。
(この記事を書くために頻繁に通ってなんとか結果を出す事に成功w)
アナゴは夏の風物詩的な釣り物の一つですが、意外とキャッチするまでが小難しく、釣ってからも捌くのが一苦労します(汗
しかし、夏が旬なアナゴは脂が乗っていて焼いても天婦羅にしても蒲焼にしても非常に美味しい魚ですので、是非チャレンジして味わってみてください。
基本は穴子(アナゴ)について知ろう

アナゴは比較的東北地方に生息しており、夜に活動をする夜行性でニョロっとしたお魚です。
ベタ底を回遊しており、死んだ魚や多毛類・効果類などを捕食している雑食性で、海底のお掃除屋さんでもあります。
堤防・港で気軽に釣りあげることができ、「一匹釣れれば周辺にも居る」と言われている群れで行動する魚でもある為、時合いに突入すると一気に複数の竿に当たりが出て忙しくなります!
全体的に茶褐色で側線に白い点が連なっているのが特徴です。
注)よくアナゴの事を「ハモ」と言っている方が老若男女問わず見受けられますが、アナゴは丸みを帯びた可愛い顔に側線の白い点々が最大の特徴なので覚えておいてください。
※北海道では地域によって穴子の事をハモと呼んでいるそうですが、単純にハモと呼んでいる人が多すぎるからだと思います(汗
ハモは福島県以南から九州地方にかけて暖冬の地域に多く生息しています。
口が尖っていて、歯が目に見えて鋭く、白い点々がありませんので簡単に見分けがつくと思います。
アナゴの狙うベストな時期と時間帯とは

アナゴは堤防や港の至る所から狙うことができますが、もちろんベストな時期と時間帯があるのでそこを集中的に狙う短時間フィッシングです。
アナゴのベストな時期は「夏」
アナゴが身近な堤防・港から狙えるベストなシーズンは6月~9月の夏場がメインです。
僕が日頃から釣りしているエリアでは、夏の夜になると投げ竿を出している方のほとんどがアナゴ狙いの人たちです。
夏場はアナゴが接岸してきて数・サイズ両方楽しめるので狙うならこの時期をメインに繰り出しましょう。
一方で、冬(11月~1月)の間でも釣ることはできますが、数が一気に減り非常に寒いです。
さすがにこの時期になると魚も少なく、身体的負担も大きいのでアナゴ狙いの人は一気に減りますが、サイズは美味しいサイズがほとんどです。
12月後半の寒い中で釣れた一匹のアナゴを年明けソバ用の天婦羅にして食べた時は幸せな瞬間でした。
アナゴのベストは時間帯は「夕暮れ~21時まで」
アナゴは見た目で分かるように体の割合に対して胃袋が小さいです。
なので時合いと呼ばれるベストチャンスは暗くなった夕暮れ~21時ぐらいに当たりが頻発します。
21時以降まで粘った時は多々ありますが当たりが単発だったり、無だったりのほうが多かったです。
周りのアナゴ釣り師たちも深夜まで粘っている方はほとんど居ません。
それでも21時以降は全く釣れないということはないのですが、経験上粘っても0時までにしておきましょう。
アナゴが狙えるポイント
アナゴが釣れるポイントは底が砂質・砂泥質・障害物がある・湾奥・潮通しが良いとこがオススメです!
アナゴは夜行性な為夜になると巣穴(砂に潜る・障害物の隙間)から這い出てきて餌を求めて回遊します。
その為漁港・大型港・堤防の船の出入り口や先端などが経験上アナゴの釣果が良いです。
【実釣編】実際にアナゴを投げ釣りで狙ってみる

アナゴ釣りには釣りの技術や大遠投する必要性もあまりないですが、大物も掛かるので大物にも対応できて、道具も強い「投げ竿・ぶっ込み釣り」がオススメです!
60cm~以上のアナゴは細い身体なのに、どこにそんな力があるのか?ってくらい最初に合わせを入れたとき、根掛かりしたような感覚に陥ります。
また、噛む力が非常に強く、噛み付いたらローリングしながら引き千切ろうとする為仕掛けがグチャグチャになる事がかなり多いです。なので一本針使用の自作仕掛けを使うことをオススメします。

仕掛けは一本針使用の天秤仕掛けがオススメ

アナゴ・ウナギ併用の仕掛けが市販されていますが、アナゴはかなりの確立で仕掛けをグルグルに再起不能にしてしまう事が多いので、自作したほうが安上がりです。
①重り・・鉛の20~30号(ポイントの深さや潮の早さによる)
②ハリス付き針・・・ナイロン4~6号に針はアナゴ専用針14~15号
③市販されている天秤(キス・ハゼ用以外の物)
④発光玉or発光パイプ
これらが有れば結ぶだけで出来上がります。
アナゴは太いやつは70~メータークラスまで居るので、仕掛けをあなどってはいけません。
ハリス4号でも切られることがあるので、4号以上のハリス付き専用針を使用しましょう。
◆オススメな仕掛けパーツたち◆
釣り餌はイカの短冊カットがオススメ

アナゴの釣り餌はイソメ・秋刀魚の切り身・イカ等いろいろと使ってきましたが。
一番のオススメはイカの切り身&イカのフ和えが総合的にオススメです。
各釣り餌を使用した経験から言うと….。
イソメ
値段が高い
針持ちは良いほう
餌の日持ちが悪い
外道が多い
秋刀魚の切り身(塩漬け)
コスパが良い
針持ちは悪い
外道が多少居る
日持ちはする
イカの切り身&フ和え
コスパはちょっと高め
針持ちが格段良い
外道が少ない
日持ちする
といった感じで、秋刀魚の切り身とイカの切り身で悩む人が大半ですが、個人的には一度投げたらしばらく当たりを待つ「投げ釣り/ブッコミ釣り」では餌が付いていないと大きな無駄な時間になってしまうので、総合的にイカの切り身が最適です。
釣り方は投げたら待つ。が、合わせはコツがいる

アナゴの当たりはちょっと特殊でコツを掴まないとキャッチ率が下がります。
人によっては穂先にケミホテルを透明テープで巻いたりしてますが、僕は鈴をつけて目と耳で当たりを読み取ります。
アナゴは餌に食らいついてもその場から離れようとはしないので、穂先の当たりが様々です。
・鈴が鳴らずに穂先がゆ~くりとお辞儀を繰り返す
・鈴が数回鳴って、その後穂先がお辞儀をする
・鈴が激しくなり、穂先が激しく上下に動く
・鈴が軽く数回鳴り、その後なにも変化が起きない
経験から言うと、まず早合わせは厳禁。
アナゴは餌の端から食べ始め居食いするので、当たり有ってもすぐに合わせなくてもいいです。
しっかりと餌を噛み噛みしてもらって、穂先が強めにお辞儀を繰り返したら「一気にフルで合わせを入れてください」
軽く合わせて、乗ってるかな?ってでは上手く針が口を貫通しないので一気に合わせてそのまま巻いて掛かったらテンションを一定に竿を立てて糸を巻き取ってください。
くれぐれも水面に浮いて来たからとテンションを緩めない事!
「当たりが無くても仕掛けを回収する際には、必ず合わせを入れてから回収すると運よくヒットしていたパターンも結構あるので忘れずに」
デカイやつほど気付いたら食っていたパターンもよくあります・・・。

アナゴの美味しい食べ方

アナゴは基本的に大概が脂が乗っていて、旨味が強い魚です。
アナゴの基本調理は天婦羅・蒲焼・煮アナゴが代表的ですが、最近ハマった食べ方があります。
それは…
素焼きにしてワサビ醤油で喰らう


これがまたシンプルにアナゴの風味を直にガツンと味わえるので、アナゴならではの良さを一番に感じることができます。
フワっとした身とプリプリの皮がも~たまらん!
是非みなさんもアナゴの素焼きワサビ醤油をご賞味あれ。
番外編 アナゴ釣りの外道たち




おわりに
今回は「堤防から狙う投げアナゴ釣り」を紹介してみました!
特別な釣りの技術や経験なくても狙えるアナゴ釣りは夏の夜の夕涼みがてらにピッタシな釣りです。
仕事終わりにも手軽に狙うことができるので平日のチョイ釣りに向いています!
ベストな時間帯も夜の21時までと覚えておけば、「釣れないからもう少し…」と後ろ髪をひかれず潔く帰宅することができますよ(笑)
ぜひ、アナゴを沢山釣って美味しくたべてください!でわ。
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